会社や職場にいまひとつなじめない…。まじめに働くものの職場の居場所に不安がある。将来や先々のキャリアが描けられない…。 キリオ自身は、いつも悩んできましたし、今でも考えます。
一方で起業や副業など、自由で新しい生き方にスポットライトが当てられる、今日この頃ではないでしょうか。
サラリーマンで自由とあまり縁もなく、特に、趣味や特技、やりたい事もない。(キリオもそんなタイプの一人です。)でも組織になじめないものの、組織で働かなければ食えない。一方で、自由にも生きたい。
キリオのようなジレンマを抱える人は、どこかにきっといらっしゃるのではないでしょうか?
どのように自由を目指していくべきか。
参考になるおススメ映画が『ショーシャンクの空に』であり、ご紹介したいと思います。
『ショーシャンクの空に』の主人公アンディから自由を目指す姿勢を学べます。自由を目指すイメージがわくかと思います。
経済的自由を目指す理由
新卒で勤めた会社は、新しい時代を目指すという名のリストラ部署が常にそばにあり、定年まで勤められた社員も数人しかいない職場でした。
ベテラン営業社員も左遷され、営業本部長から毎回、会議の席では「オマエの人件費いくらだと思っているのか?仕事しろよ!」と罵倒されるのが日常茶飯事でした。
社員の退職も多かったことなどもあり、会社というのは信じられない場所なんだな…とキリオは感じるようになりました。
会社や組織は信じられるか?
会社や組織を信じられる人には、この記事は必要がありません。会社が信じられる人ならば、人生を賭けていってもよいと思いますので、是非、組織の中で生き残ることに努めてまいりましょう!
一方、そうは思えない人もいるでしょうし、今後、会社に人生を賭け続けられる人も時代的に少数派かもしれません。
組織はピラミッド型をしており、上にあがるほどポストや居場所は減っていきます。 長く勤め続ければ、圧倒的多数は組織から退場せざるをえなくなったり、望まない人事異動にあったり、リストラにもあうかもしれません。
たまたま運良く、リストラされないだけかもしれませんが、今後居場所がなくなれば、あなたに席を残す余裕は会社にはないかもしれません。リストラが行われれば、会社はあなたを助けたりはしません。
「資本の論理」が支配する世界である以上、ますます「リストラ」は当たり前のものとなるでしょう。
一方で、サラリーマンは、組織に忠誠を誓わなければならないのも現実です。 最低限必要な忠誠心を残しながら、日々仕事に取り組んでいきたいものです。
個人は投資家にならざるを得ない
「多勢に無勢」とも言いますが、個人は組織を前には弱い立場です。何かことが起き、個人が組織や集団に挑んだところで、到底勝ち目はありません。
また、今でこそ副業や起業が注目され、個人の活躍が注目されています。今後は、組織のしがらみに囚われず、自由に生きる「個人」も増えることでしょう。
しかし、全員が起業や副業で成功する保証はありませんし、成功できる人は、一定層に限られてくるかもしれません。
特にやりたい事もない。できることもない。また、特技や技術、取り柄もコネもない人間は、どこに自分自身のより所を見出せばよいでしょうか?
キリオ自身は、今後は、どんな人でも「個人投資家のマインド」を持って生きていかなければならない時代と考えています。
結局、組織といえども個人の集まりですし、ましてや、「100年時代」を考えれば、組織人としての人生よりも個人として生きる人生の方が長いためです。
すべての人は、好むと好まざるにかかわらず、個人投資家のとしてのマインドを持たざるをえないと考えています。
資本主義の世界での投資家
所詮、ずっと労働者であり、いまさら投資家と言われてもピンとこないよ・・・。
これも本音かもしれません。 しかし、自由と民主主義、資本主義が確立されている世界で、投資家は強い立場です。 経営者はどうか?という声もあるかもしれませんが、建前上、経営者といえども株主に対し支配・従属の関係です。
キリオは、世襲がほぼなく職業選択が自由に認められている世界で、多くの人は何かしらの職業を持ち、最終的には「個人投資家」の道を選ばざるをえないものと考えています。
近年、行き過ぎた資本主義に対する見直しの機運も高まりつつありますが、資本主義を変えることはそう簡単ではありませんし、キリオは変わらないと考えています。
個人投資家としてのマインド
では、個人投資家とは、どのような人でしょうか。
当然、個人で金融商品等に投資する人を意味しますが、必ずしも金融商品へ投資するだけでありません。
なぜなら、一口に投資といっても、投機的な側面もあります。投機に走ることは、決して投資的な行動とはいえません。 投機はイチかゼロの博打的な世界ですが、投資はゼロにはなりません。投資は、博打とはまったく違う世界です。
投資は、冷静かつ勤勉に、何かしらの価値を見出し、自分にとれるリスクを考え、自身の資源をどこに配分していくかを見定めていく行為です。
その意味で、金融商品への投資だけが投資活動ではなく、例えば、どこで働くか、だれと結婚するのか、あるいは、もっと卑近な例に、遊ぶのか勉強するのかなど、人生のあらゆる場面で投資的な発想が求められるのではないでしょうか。
また、投資とは時間が必要な活動です。
例えば、FIRE (Financial Independent Retire Early)を実現する場合、年間生活費の25倍が必要ともいわれます。 生活費が年間300万円かかるのであれば、300万円の25年分7,500万円が必要です。
仮に、この7,500万円の財産を築き上げるには、金融庁のサイトのシミュレーションで計算してみますと、年率3%で運用し続けて、20年で毎月228,448円、30年で毎月128,703円の積み立てが必要です。
これだけ多額の積み立てを将来にわたって毎月続けられるのか、はなはだ疑問が残るところですが、少なくとも「経済的自由」を実現するには、目先の動向にとらわれることなく、長い目でじっくり取り組む姿勢が必要です。
特に、投資は、「時間」と「複利効果」を味方につけ、粘り強く自分の道を歩き続ける姿勢が必要です。
映画「ショーシャンクの空に」の主人公アンディ
過酷な制約がある中で、自由を求める物語が、映画『ショーシャンクの空に』です。
「ショーシャンクの空に」はフィクションで、個人投資家のストーリーではありません。
しかし、キリオは、「ショーシャンクの空に」の主人公のアンディこそ、時間をかけて自由を目指す「個人投資家」のイメージを重ね合わせています。
「ショーシャンクの空に」は有名な映画であり、テッパン中のテッパンの映画ではありますが、映画の内容を知らない方には、説明が必要です。
「ショーシャンクの空に」は、スティーブン・キングの中編小説「刑務所の中のリタ・ヘイワース」が原作であり、フランク・ダラボンが監督と脚本を務め、1994年に公開された映画です。
「ショーシャンクの空に」は、1947年、妻とその愛人を射殺した罪に問われ、冤罪によって投獄された若くして銀行副頭取を務める優秀な銀行員アンドリュー・デュフレーン (アンディ)が、腐敗した刑務所の中で、希望を捨てず生き抜く、約20年にわたる物語です。
アンディは、カリスマ性も派手さもありません。閉塞感あふれる状況でも、物静かで希望を持ち続け、決して自暴自棄(劇中、一度だけ取り乱すシーンがあったかもしれませんが…)にならず、歩き続けます。
われわれが主人公アンディから学べることは、自分自身の労働資本をできる限り活用・維持しながら、個人投資家として自由を目指し続ける。そして、決して希望を失わない。
この姿勢が、今まさに大事なのではないでしょうか。
「自由を目指す個人投資家におススメの映画」のまとめ
起業や副業は、自由に生きる選択肢としてとても必要です。同時に起業や副業を考えながらも、自由をめざす個人投資家として生きることも必要だと考えています。
個人として生きざるをえない時代は、あらゆる人に個人投資家的なマインドが必要です。
キリオは、個人投資家のマインドを学ぶのに最適な映画が、『ショーシャンクの空に』の主人公アンディだと考えています。
サラリーマンで自由とあまり縁もなく、特に、趣味や特技、やりたい事もない。組織になじめないものの、組織で働かなければ食えない。一方で、自由にも生きたい。
自由な人生を実現したいと考えられている方は、観ると勇気づけられる映画だと思います。
是非、ご覧になってはいかがでしょうか。