内向型

内向型の人におススメの1冊 「もう内向型は組織で働かなくてもいい」

自分が内向型だと気がついてしまったんだよね…。

いいことではないですか!おススメの本がありますよ!

内向型で肩身が狭い思いをして悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

キリオ自身内向型で悩み続けてきましたが、「もう内向型は組織で働かなくてもいい」(堤ゆかり著・世界文化社)に出会い「希望」をもらうことができました。 キリオと同様、内向型で不自由に感じられている方へ、少しでも参考になればと思いご紹介したいと思います。

さて、世の中には、内向型の人間がどのくらいいるか考えたことはありますか?

内向型の人間が全人口に占める割合は、米国では二人に一人とされ、一般的に内向型は、人口に占める割合が30~50%とも言われています。

少なく見積もって30%の人が内向型と仮定しても、人口に占める比率は、約3人に1人ですから、日本でも約4,000万人の内向型の人がいると推計されます。

安心してください。内向型はあなただけではありません。たくさんの仲間がいます。大丈夫です。

この記事では、「もう内向型は組織で働かなくてもいい」の本書の構成に沿う形で、内向型がどうすべきかについてざっくり説明していきたいと思います。

この記事を読んでわかること

  1. 一口に内向型といってもタイプがちがう。
  2. 今の仕事をつづけるべきかの基準がわかります。
  3. 内向型の人にあう仕事の見つけ方がわかります。

 

内向型についてもタイプがある

  内向型とは、自分の内側(感覚や感情・思考など)に興味のベクトルが向いやすいのに対し、外向型は、自分の外側で起きている出来事や他人に興味のベクトルが向かいやすい特徴を備えます。

内向型:自分の感覚・勘定・思考に興味が向かいやすいタイプ
外向型:自分の外側でおきている出来事や他人に興味が向かいやすいタイプ
 

本書は、内向型の診断テストもあり、自分がどのタイプに属するかを知ることができます。 内向型のタイプ

  1. もの思いにふけるのが好きタイプ(=自分や人とじっくり向かい合える)
  2. ひとりの時間が元気の源タイプ(=自分自身をコントロールできる)
  3. 時間をかけて情報処理をするタイプ(=思慮深い)
  4. 刺激に敏感タイプ(=マイペースに物事を進められる)
 

また、内向型に対するよくある「勘違い」も紹介され、内向型が内気や人見知りとは限らなければ、コミュニケーション力が低いわけではないとのことです。

内向型は組織に合わない

「もう内向型は組織で働かなくてもいい」は、内向型として生きていくにはどうした方がよいか、分かりやすく、具体的プロセスが書かれている点が特徴です。 例えば、今の仕事を続けるべきかを考えるための「7つの基準」を示しています。

「7つの基準」

  1. 今のお給料がもらえればそれでいい
  2. やりたいことに挑戦できている
  3. 一緒に働きたい人がいる
  4. 会社のビジョンに共感している
  5. 経験をつむことを目的にしている
  6. 内向型に適した環境が整っている裁量権があり、ある程度自由に仕事が進められる
  7. 社内で悩みを解決できる可能性がある
また、転職・フリーランス、副業としてどんな働き方があるか、メリット・デメリットを示しています。
【転職】 メリット:自身にあった環境で働けるチャンスがあるかもしれない デメリット:組織で働く場合、人間関係は自由に選べず「運次第」  
【フリーランス】 メリット:自分に合う仕事環境を自分で選べる、つくれるという自由度の高さ デメリット:収入があがるもの下がるのも、100%自分次第  
【副業】 メリット:本業で毎月の収入を確実に得ながら、空いた時間を活かして興味のある仕事に挑戦できる デメリット:本業との両立や時間管理

特に、いきなり会社を辞めるようなことをする必要はなく、まず副業を探してみてはいかがでしょうか、とも提案しています。 また、社会全体として「組織以外での働き方」が主流になる時代になっていくと言われる中、「自分で稼ぐ方法を見つけなければ、生きていけない。

それならば、内向型を活かす働き方を自分でつくるほうがよっぽど早い」と主張されている点に共感できます。

内向型がどのように自分の仕事を見つけていくべきか

さらに、内向型ならではの性格を活かすための具体的なステップを紹介しています。 特に、内向型を活かす働き方の3つの要件として、

  1. 外向型と張り合おうとしていない
  2. 内向型の強みを発揮している自覚がある
  3. 主体的に選択している

が重要であるといいます。

自分自身の内向性を客観的に理解し、自分の個性だと納得できることが大切です。 そのために、自分の経歴を具体的に書き出し、得意なことを洗い出し、細分化するワークを紹介しています。 そして、仕事とは、「価値を提供すること」「人の悩みや困りごとを解決すること」であるのだから、内向型が強みを活かせるような、自分のサービス、商品を作り、ひろめるために「発信」の重要性を訴えています。

この本をおススメする理由 私がおススメしたい理由は、以下のとおりです。

  1. 本のイラストや内容から漂う雰囲気が優しく、癒されます。
  2. 著者自身も内向型ということで、悩まれた経験をもとに書かれています。随所に、「あ、わかる、わかる」と等身大であり、共感できます。
  3. 内向型の性格をどのように活かしていくか、自分の仕事をつくるか。また、インターネットの世界で、自分ができることなどを訴求し「発信」の重要性を示しています。

内向型の人におススメの1冊 「もう内向型は組織で働かなくてもいい」のまとめ

キリオは、この本によって、自分が内向型であることに、あらためて自覚できました。

内向型とはネガティブな意味ではなく、今後の人生をどうしたいか、よく考えられるようになりました。(少なくとも、このブログを始めるキッカケにもなりました。)

一方で、本書で述べられているような、自分のサービスや商品を作り、ひろめることについては、まだ模索している段階といえます。 しかし、考え続けてばかりでは前には進みません。

まずは、案ずるより産むが易しと思い、手を動かせば、何か見えてくるかもしれない…。淡い期待を抱き、暗中模索したいと思います。 もし内向型で悩まれているのであるならば、私自身のように何かを掴めるキッカケや次へのヒントになるかもしれません。

 

ABOUT ME
キリオ
就職氷河期に社会人となり、某メーカーで経理を担当している、どこにでもいる中年サラリーマン。 過去2社の転職を経てようやく3社目にして、念願であった、学生時代に入りたかった製造業(会社ではない。)への転職を果たしました。 社会人になって読んだ「投資戦略の発想法」と「金持ち父さん 貧乏父さん」に感銘を受け、経済的独立を目指すべく、10年以上個人投資家を続けてきています。零細ですが、株式投資から始まり不動産投資を行います。 学生時代以来、自分の中では「組織」と「個人」のあり方がテーマではあるものの、なかなか周囲と共有できないことが多いと感じられ、また、発信力を鍛えることが大事と思い、このブログを始めるキッカケの一つに。 キリオノートは雑記ブログですが、キリオ自身、お金の話が好きです。 キリオノートは、「お金」の特化ブログではないものの、友達の前や職場であまり表立ってお金の話ができないこともあり、どうしてもお金系の話題が多くなるかもしれません。 一方で、仕事、投資、また、読んだ本や考えたこと、自分が迷い悩んできたこと、経験などを振り返りながら、試行錯誤しながら、モヤモヤした頭を整理する場です。 趣味は映画(現在は子育てに追われ停止中…)、読書、料理など。 性格は、細々継続していく地道なタイプ。腹筋運動・腕立て・軽いスクワットを続けて、学生時代から体重だけはほぼ変わず。(自慢できるオナカではありませんが、腹筋運動はもうすぐ30年。)そこだけ取り柄かもしれません。 保有資格は、日商簿記1級、証券アナリスト、国際公認投資アナリスト 現在、子育て真っ最中。子どもは可愛いものの、自分の時間がなかなか取れないのが今一番の悩み。 一男一女の父。